世界で唯一の無条件降伏をした敗戦国、日本が戦後わずか半世紀で世界の経済大国となった根幹には、インフラ事業の整備があります。公共事業も民間事業もあらゆる構築構造物は完成とともに、負の財産として維持管理されなければならないことはいうまでもありません。
我が国の公共事業も民間事業も、半世紀の維持管理に於いては、その生産機能に比べて微々たるものであります。
しかし、21世紀は今までのようには行きません。耐久力の限界・産業廃棄物の処理にともなう環境問題・地球温暖化など、我が国だけではなく世界的に問題を抱えています。
戦後急速に発展した我が国には、その構築・構造に於いて、全てコンクリートで構築したといっても決して過言ではありません。
21世紀に入り、コンクリートの耐久力が大きな問題としてクローズアップされています。コンクリートの耐久力は一般的に60〜70年間と云われれており、公共・民間を問わず、コンクリートの長期耐久化は経済基盤の根幹を揺るがしかねません。
我が国で唯一コンクリート劣化問題に関する国土交通省の技術認定を取得しました。また、常温ガラス技術の問題は、コンクリートに限らず、金属・樹脂・木材・紙・布など全ての付加価値を高めることもできます。
環境・安全・安心・トータルコストの低下には、完全無機質化以外にはないと信じ、日々その開発に努めています。
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